開発環境(学習環境)を構築したあと、どのように学習を進めていけばいいかについて、まとめていきます。とにかく早くプログラミングを始めたいんだ!という人は読み飛ばしてください。
どうやって学習を進めるかを決めよう
いきなりPythonのコードをただ書いていくということはあまりおススメしません。コードの書き方だけなら入門書や初心者向けのサイト、オンラインサービスなどがいくらでもありますので慌てなくていいと思います。
コードの書き方だけ覚えても、ひととおり学習した後、「で?次は何すればいいの?」という状態になってしまいますので、本サイトではより実践的なPythonの使い方を学習していただくための方法を紹介していきます。
HTMLの学習は必要か?
Pythonに限らずプログラミング学習の最初は、HTMLから始めようと勧めている場合が多いです。厳密に言えばHTMLはプログラミング言語ではありませんし、直接的にPythonの学習に役立つということはほとんどありません。
結論を言うと、Pythonを学習するためには特に必要ありませんが、Pythonの学習を進めるうちに、HTMLを理解していると役立つ場面が出てきますので、学習しておいて損はありません。
本サイトではHTMLについて解説する予定はありませんが、チャンスがあれば挑戦してみてください。
Progateで学習している方、もしくは今後学習しようと思っている方は、Pythonの学習の前か、平行して学習することをおススメします。
学習環境を整えよう
本サイトでは自分のPCに直接Pythonをインストールする方法を勧めています。オンライン学習では、コードの書き方を丁寧に教えてはくれるものの、実際にPCでプログラムを動かすことについてはあまり親切に教えてはくれません。
一方このサイトではコードの書き方よりも、超初心者が迷う実際の活用方法やプログラムの動かし方など、オンライン学習サービスで学べない内容を重視しています。
入門書やオンライン学習サービスでコードの書き方を学習し、自分のPCで自由にプログラミングし、動かしてみるということが一番勉強になるし、楽しいと思います。
Pythonのダウンロードがまだの方はコチラ
Pythonで何ができるかを知ろう
超初心者がPythonの学習を始める上で、あまり大きな目標は立てなくいいと思います。やりたいことの目標を立てることが上達の近道と言われたりしますが、そもそも超初心者は何ができるか分からないでしょうし、その難易度が分かりません。
いきなりAIだの機械学習だのと言っても、ハードルが高すぎて、実感がわかないと思いますので、数か月の学習でもトライできそうなおススメプログラム3選を紹介します。
WEBスクレイピング
WEBサイトから情報を取得する技術のことです。初心者でも比較的取り組みやすく、会社員の方は業務内容によっては役立つ場面があると思います。
スクレイピングについては非常に多くの情報が発信されていますので、学習はしやすいと思いますが、最低限のHTMLの知識が必要です。
Excel操作
おなじみのExcelをPythonで自動化することが可能です。マクロ(VBA)より汎用性があり、会社員の方も業務効率化に大いに役立つと思います。こちらもたくさんの情報が発信されていますので、比較的学習はしやすいです。普段の業務とも関連性が高いので取り組みやすいという点でおススメです。
自作RPA
ある意味、前の2つも業務の自動化という意味ではRPAと言ってもいいのかもしれません。今更ではありますが、RPAはロボティックプロセスオートメーション(人間がコンピューターで行う作業を自動化すること)の略です。
企業ではどんどん導入が進んでいますので、Pythonで学習するのは悪くないと思います。
私も会社員ですが、Pythonを学習していたおかげで、RPAの導入に積極的に関わることになりました。
RPAツールを導入しなくても、Pythonでファイルの管理、ExcelやWordの操作、メール送受信の自動化など、普段の業務に関連することを自動化できます。
面倒なパソコン上の作業をPythonで自動化できれば、普段の仕事に役立ち、会社での評価にもつながるでしょう。
初心者向けの学習ツール
Progate
このサイトでも何度も紹介している初心者向けオンライン学習サービスです。とても分かりやすくサクサク進んでいきますが、ちょっとモヤモヤします。
習ったとおりに入力していけば「正解!」と褒めてくれるのですが、そもそもプログラミングの仕方はこれが絶対正しいというものがあるワケではないですし、ひととおり学習した後、次にどうしていいか分からなくなって、そこで学習がストップしてしまう危険があります。
とてもよくできたオンラインサービスだと思うのでおススメですが、同時に当サイトなどで、Progateが教えてくれないところを学習するのがいいと思います。
https://prog-8.com/
Python公式
Pythonの公式サイトには「ゼロからのPython入門講座」があります。こちらは無料で学習でき、ブラウザ上でPythonを実行できますので、面倒な環境設定が不要です。
Progate同様、言われたとおり進めていけばいいので分かった気になりますが、やはりちょっとモヤっとします。しかも若干駆け足な感じがしますので、これだけで学習するというよりは入門書等と併用した方がいいでしょう。
https://www.python.jp/train/index.html
WEBサイト
初心者向けに発信しているサイトはたくさんありますので、いろいろ調べながら学習を進めるのはとてもいいと思います。
調べたことを実践するためには、自分のPCにPythonをインストールする必要がありますので、まだの方はインストールしましょう。
効率よく学習するのは難しいかもしれませんが、本当にたくさんの情報がありますので、その気になれば結構これだけでいけちゃう気がします。
YOUTUBE
初心者向けの動画もたくさんあります。私もお世話になりましたが、超初心者はペースに着いていけなくて、何度も止めたり、戻ったりすると思うので、ある程度学習が進んでからの方がいいと思います。動画を見ながらコードを書くというのは意外に大変です。
Udemy
良質な動画がありますが、有料ですし初心者向けといっても難易度高めです。超初心者のうちはまだ必要ないでしょう。
ただし、あくまでも私が購入したコンテンツについての話ですので、もしかしたらすばらしい超初心者向けの動画があるかもしれませんし、これから出てくるかもしれません。
因みに通常価格とセール価格が極端に違いますので注意してください。
困ったときの対処法
超初心者は質問できない
自分でいくら考えても分からないときは質問するのがベストですが、独学者には質問する相手がいないですよね。
ネット上には分からないことを質問できるコミュニティなどもあるのですが、超初心者には質問しづらいです。自分がなんで躓いているか上手く説明できないので、場合によっては「もっと勉強してから質問してください」と怒られてへこみます。
質問できるようになるまで、ある程度自分で頑張るしかないかもしれませんね。
分からないことはググる
超初心者レベルであれば、どんな問題でもググればほぼ解決策が見つかります。超初心者を脱したあとでも、Pythonの学習はひたすら検索です。
上級者であってもこれは同様だと思いますので、引っかかったら迷わずググるというクセをつけましょう。
日本語サイトで解決策が見つからなくても、海外のサイトで見つかる場合があります。英語ならまだしも、中国語等の投稿はほぼスルーしますよね。Googleの翻訳機能を使えば以外になんとかなる場合がありますので、外国語の投稿も確認した方がいいです。外国語の投稿に頼らなければ解決できないという時点で既に超初心者は脱していると思いますが。
分からないことは飛ばす
いくら考えても、調べても分からない場合があると思います。こういうときは潔く一旦あきらめて、そこは飛ばしてしまいましょう。長時間かけて考えるのはしんどいですし、意外に学習を進めることであっさり解決する場合があります。
以上、超初心者がPythonの独学を進める方法についてお伝えしてまいりました。あくまでも私が勧める方法であって、これが全てではありません。自分なりのやり方を見つけた方も、ちょっと参考程度に、たまにココに戻ってきてくれたらうれしいです。