プログラミングの超初心者が、どのように学習を進めたらいいか、どんな言語を学べばいいかを解説していきます。
全くの初心者が、プログラミングを始めようと思うきっかけは色々あると思いますが、多くの場合はそれほどしっかりした目標や、やりたい事があるワケでは無いのではないでしょうか。
将来エンジニアとしてIT企業に入社したいワケじゃないけど、何かできるようになりたい、あわよくばそのスキルで副業をしてみたいというような人に読んでいただけたら幸いです。
慌ててやりたいことを決めなくていい
入門書などでは、上達の近道はハッキリした目標を持つこと、何がやりたいのか決めることと書いてあります。
私はとりあえず学習を始めてみて、どんなことができるのか、自分なりに分かってきたタイミングでやりたい事を絞っていくのがいいと思っています。
先ずはプログラミングの世界に触れてみて、こんな事ができるのか、自分にもできそうだと感じることが大事です。
もちろん初めから目標がある人は、それで構いません。機械学習やAIに興味があるという人は、それに向かって学習すればいいと思います。
WEBページを自分で作りたいという人は、プログラミング言語より、WordPressを学習した方がいいかもしれません。
会社で評価されたいというならエクセルマクロを極めるとか、UipathのようなRPAの知識を身につけたほうがいいかもしれません。
ハッキリ言えるのは、プログラミング学習はやっておいて絶対損は無いということです。何かひとつでもプログラミング言語に触れておけば、WEBページの作成もマクロの知識も、RPAも理解が断然深まるはずです。
というワケで、もうやりたことがハッキリしてるという人は、これ以上読み進めなくて大丈夫です。上のバッテンを押して、自分の学習を始めてください。
まだやりたいことは特に見つかっていない、やりたいことはあるけど、どの言語を学ぶべきか。どうやって学ぶべきか迷っているという人は、もう少しお付き合いください。
プログラミング言語の選び方
プログラミング言語はたくさんあります。先に私なりの結論をお伝えしますと、おススメはPythonです。
人気があるので分からないことを調べやすいことと、コードが読みやすいと言われているからというのが理由です(読みにくい言語というのをあまりよくわかっていませんが)。 →超初心者用Pythonの学習方法はコチラ
もちろん他の言語でも構いませんが、最初の取っ掛かりとしては、古い言語や企業の大規模システムに用いられるような言語ではない方がいいと思います。Progate(後で解説しますが、おススメのオンライン学習サイトです)で学べる言語から選べばいいでしょう。
プログラミング言語は、基本的な構造はどれも似ています。ひとつのプログラミング言語をある程度理解できるようになれば、他の言語も割とスムーズに学習できます。まずは最初に学ぶ言語を決めましょう(しつこいですが私のおススメはPythonです)。
プログラミング言語の種類
HTML&CSS
厳密に言えばプログラミング言語とは少し違います(正式にはマークアップ言語)。これは聞いたことがある人も多いですよね。WEBページを作るための言語です。
プログラミングの入門として初心者に勧められることが多いようですが、比較的理解しやすく、習得しやすいからだと思います。
もうひとつの理由は、どんなプログラミング言語でもWEBに関する知識が必要だからでしょう。
HTML&CSSだけでできることは限られていますので、他のプログラミング言語と平行して学習するか、HTML&CSSを学習してから他のプログラミング言語を学習するのがいいと思います。
JavaScript
様々な用途に用いられる言語ですが、WEBページに動きを与えることができる言語として知られています。HTML&CSSとセットで学習するといいでしょう。
コードは比較的読みやすいと思いますので、最初のプログラミング言語として選択するのも悪くないと思います。
先ずはWEBページを自分で作ってみたいという人はJavaScriptを学習しましょう。
大規模開発などに用いられる「Java」に名前が似ていますが、関係ありません。
PHP
こちらもWEB開発に適した言語で、初心者でも比較的習得しやすいと言われています。HTMLと構造が似ているので、HTML&CSSの学習の延長のように進めることができるでしょう。
WordPress(WEBコンテンツ作成システム)を利用してサイト運営を目指したい方は、PHPを学習するのがいいと思います。WordPressはPHPを利用して作られています。
Ruby
あまり詳しくないのですが、日本で開発された直感的に理解しやすい初心者向けの言語と言われています。
確かに理解しやすそうではありますが、一時期に比べるとやや人気が落ちているようで、将来性とか、スキルを磨いて就職(転職)をと考えているなら、他の言語の方がいいかもしれません。
先に述べたようにプログラミング言語はひとつを理解すれば、他の言語も理解しやすくなるので、入門として選ぶのは問題ないと思います。
Python
今人気のプログラミング言語で私のイチ押しです。
基本情報技術者試験問題に追加されるなど、人気は急上昇です。書籍も多いですし先にも述べたように、検索すれば情報がたくさん出てきますので、分からないことを調べやすいのもおススメの理由です。
初心者にはまだあまり関係ないかもしれませんが、ライブラリが豊富で、AIや機械学習、データサイエンスといった領域ではまさにPython一択といっていい状況のようです。
逆にライブラリが豊富だったりすることが初心者にはややこしく感じるかもしれません。
そのあたりをできるだけシンプルに解説していますので、ぜひコチラのサイトも参考にしてください。
次は学習の仕方についてですが、別の記事で解説します。