progateなどのオンライン学習サービスで、ひと通りの学習を終えたあと、次に何をすればいいかで迷っていませんか?
初めてプログラミング学習を始める人にはとてもオススメの学習方法ですが、次のステップがどうしていいか分からず、同じ基礎学習を何回も繰り返してしまう人が多いようです。
私も最初の頃、モヤモヤしながら同じ学習を10回以上繰り返しました。
何度やっても料金は変わらないので、別にいいっちゃあいいんですけど、progateは言われた通り書けば正解になるので、答えを暗記してしまい、あまり考えなくなってしまいます。
応用力をつけるためにも次のステップに進んでいきたいですよね。
オンライン学習サービスでひと通りの学習が終わったあとの独学の進め方について私なりに解説をしたいと思います。
progateの次は写経が一番
progateをひと通り終えたレベルでは、自分で何か考えて一からプログラミングを行うにはまだ実力不足だと思います。
もちろんトライできる人はすればいいですが、多分そう上手くはいきません。
そんな時は写経がオススメです。
ネット等で調べれば、見本となるコードはたくさん見つかりますので、自分のレベルに合ったプログラムを丸写しして、その通り動くか、検証を繰り返します。
この時大事なのは、一度丸写しして上手く動いたら、自分で少しずつアレンジを加えることです。
そもそもプログラミングは、全てを一から作るものではありません。
頭のいい人が書いたコードを利用して、自分のやりたい事を実現していくものです。だから別に特別頭が良く無くても、私のような凡人にもできるんですね。
プログラミングはコードを書いている時間より、ググっている時間の方がずっと長いと思います。プログラミングのスキルは、調べる力と言ってもいいでしょう。
もちろん自分で一からバリバリコードを書ける天才的な方は書いてください。我々凡人のためにも。
写経を始める準備
写経はオンライン学習と違い、自分でコードを書くための開発環境を用意しなければなりません。
開発環境とは、自分のPCでプログラムを実行するための環境のことです、
プログラミング言語は通常、インストールしないと使えませんし、コードを書くためのエディタと呼ばれるモノが必要です(インストールしないで使える言語もありますが、その説明は割愛します)。
そして開発環境を整えることを環境構築と言います。
progateはブラウザ上でコードを書いていくので、開発環境を意識しないで学習を進められます。しかし、手間がかからない分、自由に書くことが出来ません。
環境構築の進め方もそれほど詳細には解説してないので、自力で環境構築をしていかなければならないことも、ひと通り学習が終わった後のモヤモヤにつながっていたのかなと思います。
私がプログラミングの超初心者にオススメする言語Pythonについては、別記事で環境構築の方法を解説しています。よろしければ以下の記事も読んでみてください。
Pythonの写経におススメの本
Python初心者の写経に向いている本も紹介します。
オライリー・ジャパン発行の「退屈なことはPythonにやらせよう(ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング)」という本がおススメです。
プログラミングについて体系的に学習するというよりは、書いて覚えるというスタンスだと思うので、写経には一番ピッタリだと思います。
いわゆる翻訳本なので、若干言い回しにクセがありますが、良い本です。最初は少し難易度高めと思うかもしれませんが、初心者向けに書かれていますので、ゆっくり挑戦すれば大丈夫です。初心者がつまづきやすい「オブジェクト指向」などにも敢えて触れていません。
そのまま普段の生活や仕事に役立ちそうなプログラムが多いので、興味を持って進められると思います。
環境構築の方法も書かれていますし、Pythonの基礎部分も丁寧に解説していますので、Pythonを独学する際の最初の1冊としてもおススメです。
少しお高いですが、ボリュームは充分ですので買って損はないでしょう。